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今後の農産物流通2012 No18

  

 

目次を作りました。順番に見てね
 



 

  

 今後の農産物流通2012 No18

4、自給率

流通在庫

 自給率は消費に対する国内での生産割合を表しているので、国内の流通とおおいに関わっています。(但し、自給率には加工品も含まれているので、小売に対するものだけではありません。)自給率を上げる方法は二通り考えられます。一つは消費そのものを向上させること、もう一つは流通量を向上させることです。流通量を向上させるには、量的なものと速度的なものとに分けて考えることができます。1年間の流通量は「量×速度」で表すことができます。量とは1回の取引におけるで、速度は流通の速さです。供給できる量が多いほど、速度が速いほど自給率は向上することとなりますが、肝心の消費が悪いと流通在庫となってしまいます。このような流通在庫を考えると実際の自給率はもっと低下することになります。現在の自給率の計算式では実際の自給率として捉えることが難しく、もっと悪いことを認識しておかなければなりません。現在の自給率(熱量ベース)は39%程度でここ数年は40%付近をうろちょろしています。

 現状で流通段階での在庫を減らすことは流通速度が速まることなり鮮度の高い商品が消費者に届くことになります。流通在庫は収穫して選果で1日、市場出荷・競り・量販店で1日、量販店から消費者で1日だとすると収穫して消費者に届くまでに3日、早くても2日はかかることになります。仲卸での在庫期間が1日というとは稀であり数日間は寝る場合もあります。これには相手先に商品が届くまでの日数経過であるので、例えば鹿児島から陸送で関東まで輸送する場合や北海道から九州まで輸送する場合でも販売元では在庫として存在することになります。また、販売不振などで仲卸などの手元に残る在庫もあります。このような流通在庫の回転率が上がると鮮度が向上することとなります。量販店などで産地直送を行う事で、より一層鮮度の高いものが扱われることになり国内生産品の消費が優位になれば自給率は必然と向上していきます。このように考えると流通速度を向上させ流通在庫を減らすようにしなければなりません。

 当然流通在庫の削減には消費の向上も条件となります。消費の向上と流通在庫とのバランスを上手く調和(シンクロ)させる政策も必要となってきます。鮮度が上がることで付加価値も向上するので、まずは手持ちの在庫日数を削減することから始めることが必要だと思います。

平成24年2月6日





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