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自由貿易と企業 No3

 

目次を作りました。順番に見てね
 






自由貿易と企業 No3 2011-10

 

自由競争(市場原理と競争原理)

 自由貿易が意味するところに、市場原理における自由競争があります。市場の動きには政府は干渉しないというものです。世界経済のグローバル化により、世界全体の経済が市場原理になろうとしています。自由競争になる事で競争が活発になり経済が活性され、技術革新に貢献するというものです。しかし、理屈的にはそうかもしれませんが現実的には、強者の理論に過ぎません。競争量のあるところ、つまり豊富な資金があるところが優位に働くようになっています。各国間では為替の違いや価値の違いがあり、その隔たりを失くさないと、本当の自由競争にはなりません。国間の格差がある以上平等な自由貿易はあり得ないように思えます。しかし、一方では保護貿易ばかりに依存していると、鎖国と同じ状態となり時代から取り残されてしまいます。自由貿易という考え方ではなく競争原理にたっての戦略的農業支援が必要ではないでしょうか。競争に勝つには世界の状況の把握して今後の経済の方向性を見極めることが肝心です。

 

新興国と経済

新興国のGDPは世界全体の40%以上を占めるまでになってきています。しかし、その勢いはやや減速してきています。中国はインフレ抑制のため急激な経済の発展を抑えようとして、開発のスピードを減速させてきています。ロシアなどの資源国は輸出を調整しながら成長を続けています。先進国ではギリシャの経済破綻の危機により、ギリシャ国債が下落して、ギリシャ国債を大量に保有している欧州の銀行不安により、株価が下落してきています。欧州の通貨危機は共通通貨であるユーローの信用不安へと繋がり、円買いが進んでいます。米国も国内の低迷により米国国債に対しても格付けが危ぶまれています。欧州の通貨危機はリーマンショック以上の景気の低迷を齎す規模だとして警戒がなされています。IMFも各国の調整を行いギリシャに対して資金援助を行おうとしていますが、調整が難航しているのが現状です。欧米先進国の景気低迷は、輸出国である新興国に大きなダメージを与えています。先進国の国内需要の低迷が輸入を減速させているので、新興国の輸出も減速しています。現在の新興国は先進国の景気によって成り立っているものであって、自国のみの景気によって支えられているものではありません。先進国の景気後退は、輸出国の単価を更に下げる方向に誘導するので、尚更の単価競争へとなる可能性が出てきます。

 この様な状況の中での自由貿易は輸出の効果を引き出すことが困難となり、かえって輸入を強める傾向になるものと思われます。工業分野での輸出が伸びずに農業分野までもが自由化されると、国内への打撃は必至です。しかし、自由貿易に反対するばかりではなく競争力をつけるためにも、自由競争関係なく次の手を打っていかなければ成りません。その為には、各国の経済動向や戦略を分析して、どのような勝負を行わなければならないのでしょうか。自分の手で予測をし、計画を立てて、実行していかなければなりません。政府ばかりに頼るのではなく、自立した農業を目指すことが今後の課題です。

 

平成23年10月4日



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