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自由貿易と企業 No2

 

目次を作りました。順番に見てね
 






自由貿易と企業 No2 2011-10

 


自由貿易の意味

 世界経済が成長しグローバル化、更には人口増加などにより貿易の自由が求められてくるようになりました。しかし、自由貿易は国々によってその影響と意味合いは変わります。

輸出国では、

1、自国の農業を拡大して利益を稼ぐことができる。

2、更なる規模の拡大で独占的にできる

3、食料を通じて政治的優勢な立場となる(相手国の生命線を掌握することになる)

4、提携諸国と連携して、政策的な圧力をかけることが出来る

輸入国では

1、土地や技術等に恵まれないところでは、ますます食糧事情が厳しくなる

2、自国の農業が衰退することにより、国力が衰える

3、いつ輸出禁止になるかもしれない恐怖にさらされる。

4、格差社会が拡大する

5、資金がなければ輸入すらできない

などなどが考えられます。

 しかし、これらは相手国との交渉の問題であって、地球全体としての考え方ではありません。人口が増える中飢餓も増加しており、生命を守るという道徳的観念から考えると食料を自由化にすることで、飢餓を救えることになります。自由貿易には政治的意味合いと道徳的意味合いがあることになります。しかし、現実的に考えるなら、政治的なものと道徳的なものを同時に満たすことは出来ません。そうすると政治的なものと道徳的なものを切り離して考える必要があります

 

政治とTPP

 アメリカがTPPを推進する理由の一つに中国に対する政治的圧力があります。新興国のなかでも中国の発展は著しく、しかも資源国でもあります。現在の資本主義経済は中国を抜きにして考えることが出来ません。成長する中国の力は増すばかりで、軍事面でも政治、経済面でもその影響力は増すばかりです。現在の均衡は新興国が台頭する前のバランスであり、新興国の出現によりこのバランスが変化してきています。世界経済を先導してきたアメリカの力も衰えてきており、均衡が取れなくなってきています。アメリカは中国に対する輸出を増やすことで、経済的優勢の維持を企んでいるのではないでしょうか? 中国は人民元をデノミすることなく自国の通貨を安くすることで輸出が優位に働くようにしています。これに対してアメリカは関税の撤廃による自由貿易で中国への輸出拡大を狙い、自国の国益を守ろうとしています。このような状況の中でTPPは検討されており、表向きの自由貿易とアメリカの望む自由貿易とは意味合いが異なります。アメリカのTPP戦略はGDP世界3位の日本の参加を抜きにしては、その効力が薄れることになります。アジア圏をTPPで固めることで中国包囲網を構築しようとしているのではないでしょうか?

平成23年10月3日


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