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土壌のしくみ機檻隠検CECの計算例

目次を作りました。順番に見てね

土壌のしくみ
CECの計算例
 例 CECが11.2と低めのハウス土壌で、石灰が集積して塩基飽和度は120%になっている。野菜の適正塩基飽和度は70〜90%だから、堆肥とゼオライトの組合わせでCECを高めて、塩基飽和度を80%に下げたい。尚この土壌の仮比重は1.0で団粒構造をしており理想的なので堆肥の投入によって仮比重が大幅に下がるのを避けなければならない。投入する堆肥は完熟堆肥でCECが80meq/100g、圃場の広さは10aで深さ10cmの土壌である。

塩基飽和度を下げるための計算
‥攵輅析結果
 CEC            11.2 meq/100g
塩基残存量(mg/100g)  石灰261   苦土50  カリ66
仮比重           1.0

現状の塩基バランスと塩基飽和度
 石灰 261÷28(石灰の1mg当量)=9.3(me/100g)
 苦土  50÷20(苦土の1mg当量)=2.5
 カリ  66÷47(カリの1mg当量)=1.4
塩基バランス 石灰:苦土:カリ=0.3:2.5:1.4=7:2:1
塩基飽和度  (9.3+2.5+1.4)÷11.2 ×100=117.8%

1基飽和度を80%に下げるためのCEC、それに必要な堆肥量
投入する堆肥のCECをXとすると
(9.3+2.5+1.4)÷X=80%
  X=16.5 meq/100g

現状のCECとの差
  16.5―11.2=5.3  meq/100g

投入する完熟堆肥のCECは80meq/100gなので、圃場10aで深さ10cmの作土、仮比重1.0の重量は100㎥×1.0=100tを改善すると、堆肥1tでCECを0.8meq高めることができる。
よって5.3meq/100g引き上げるのに必要な堆肥の量は
5.3÷0.8=6.6t

ここまでを整理いてみると塩基飽和度を80%にするCECは16.5meq/100gなので投入する堆肥の量はCECを5.3%上げるのに必要な6.6tとなった。しかし、ここで使う堆肥は前述した理想堆肥で仮比重0.2、容積量0.4なので、もとの土壌の仮比重は1.0より軽くなることになります。仮比重を1.0になるように調整をするために堆肥の一部をゼオライトに置き換えて、CECの増強と仮比重1.0の両方の条件を満たすようにし、且つ堆肥投入による養分補給がその作物の適正な範囲内になるようにしなければなりません。

ご綾和枠遑供ィ僑瑤鯏蠧した場合の土の仮比重
現状の仮比重1.0  完熟堆肥の仮比重0.2  容積重0.4
堆肥6.6tの容積は 6.6÷0.4=16.5㎥
10aに深さ10cmに入れるとすると、その土の容積は100㎥
堆肥投入後の仮比重は
{(100―16.5)×1.0+4.6+6.6}÷100=0.90
これでは軽すぎるので
堆肥2tを減らし、堆肥4.6tとゼオライト0.5tを組み合わせて投入する。
ヂ枠遑粥ィ僑瑤肇璽ライト0.5tを組合わせた場合の仮比重は
ゼオライトの仮比重は1.5、CECは300me/100gのものを使用
0.5÷1.5=0.3㎥
堆肥の容積は4.6÷0.4=11.5㎥
投入後の仮比重は
{(100−11.5−0.3)×1.0+4.6+0.5}÷100=0.93

Δ海両豺腓CECの増強は
堆肥 CEC80meq/100gなので1tで10aの畑のCECを0.8上昇
ゼオライト CEC300me/100gなので1tで3上昇
堆肥4.6×0.8+ゼオライト0.5×3=5.18meq/100g
この組合せで仮比重を大きく下げることなくCECも高められることになります。

堆肥で施される成分量の計算
     堆肥投入量   成分割合 利用率
窒素   4600kg×0.010×0.3=13.8kg
リン酸  4600kg×0.008×0.6=22.1kg
カリ   4600kg×0.006×0.9=24.8kg
                         
詳しくはこの本を読んでください。
もっと解りやすく丁寧に書かれています。


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