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土壌のしくみ(土の総合的調整)

目次を作りました。順番に見てね

土壌のしくみ
4、土の機能の総合的向上
 今までの塩基飽和度と塩基バランスにもとづく施肥は、土の養分保持力の本体であるCECの枠の中だけでのことでした。CECを高めれば養分保持力は増し施肥による効果を最大限に引き出せます。CECを高める効果のある資材はゼオライトと腐植酸、完熟堆肥です。ゼオライト(合成珪酸塩)はフッ石を含む凝灰岩の粉末でCECが150me以上と高い養分保持力を持っています。また、ゼオライトは仮比重が1.5あり物理性の改善で仮比重の軽い土を1.0に上げるために有効な資材です。堆肥は土中で分解されて高いCECを持つ土壌腐植になっていきますが、同じ堆肥といってもCECは品質によって様々で堆肥の製造・販売・利用にあたっては、その堆肥のCECを最低限知っておかなければならない。CECの高い堆肥は土壌微生物がよく活動する環境を作り出せる堆肥であるので、このような土壌腐植の形成力のある堆肥を作らなければなりません。家畜堆肥を乾燥させただけの堆肥のCECは0で、一般の堆肥のCECは15meqくらいのものが多いです。これら二つのこのような性質を利用してCECを高めて、同時に物理性・生物性の条件を満たしていきます。     
セオライト:イオン交換性を有する合成珪酸塩の総称

過剰な塩基の除去
 堆肥とセオライトによってCECを高めて塩基飽和度を適正にする場合に塩基飽和度が150%のように高い畑では、これを80%までに下げるためのCECの増強は何年もかけて改良していくことになります。しかしこれでは土壌診断してから改良に至るまでの期間の作物の出来栄えは期待できません。そこで石灰・苦土・カリなどの塩基の吸着、利用、除去を図る資材が必要となってきます。

リン酸の肥効を高める
 塩基飽和度と塩基バランスから土作り・施肥設計を行なうことは現在の土の様々な問題の解決につながります。マイナスイオンであるリン酸の肥効にも大いに係わっています。
リン酸の効果は花を咲かせ実をつけさせます。果菜類でリン酸が不足すると大きな収穫の減収になります。現在の土地でリン酸が効かないのは、リン酸の欠乏でなくリン酸過剰によるその吸収促進剤である苦土の不足からきているものです。こうした苦土欠乏には積極的な苦土施用が有効であり、その比率はリン酸に対して3分の1程度の割合で苦土を施用することです。苦土を与えることによりリン酸は吸収され減少していき、作物は葉肉が厚みを増し、品質向上につながるとともに病気への抵抗力も高まります。

塩基バランスと苦土の役割
 きゅうりやトマトの果菜類ではツルや果実の汁液濃度(ブリックス養分濃度)が維持できないことが、収量が伸びず、病気が入りやすく、日保ち・品質を悪化させている。このような場合も多くはリン酸過剰における苦土欠乏が原因です。石灰は充分にあっても苦土が足りないから、いくらリン酸を施しても解決はしません。これは窒素・リン・カリの施肥でなく窒素・苦土・カリを施すことにより改善されます。作物にとって大切なのは塩基バランスで、それぞれの作物の適正な塩基飽和度に近づけながら石灰5、苦土2、カリ1というバランスできちんと苦土が座っていることが重要です。

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