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土壌のしくみ-14(塩基飽和度)

目次を作りました。順番に見てね

土壌のしくみ
塩基飽和度
 養分保持力は、コロイドがもつ電子数で決まり、陽イオンを引き付ける力といえます。このマイナスイオンと陽イオンが結びついている割合を「塩基飽和度」といいます。「塩基飽和度60%とは土壌粒子のマイナスイオンに石灰(Ca2+)、苦土(Mg2+)カリ(K+)の陽イオンが60%の割合で結びついていることを示しています。」残り20%のマイナスイオンにアンモニア態窒素20%、水素20%が保持されています。この塩基飽和度によって土壌改良を行なわないと土壌は悪化することになります。その作物に合った塩基飽和度以上に酸性改良だとして石灰を多く投入して塩基が多くなると、それまで土に保持されていたアンモニア態窒素が溢れて土壌溶液に溶け出してきます。溢れたアンモニアは土壌微生物に食べられて亜硝酸、硝酸と変化して土壌中の硝酸態窒素が異常に多くなり、窒素濃度が上がることにより根が傷んだり、また硝酸は吸収されやすいことから作物本体は窒素優先で軟弱な生育になり、品質も悪化します。また、土壌病害や地上部の病害虫にもかかりやすくなってしまいます。これと同じように土壌改良として堆肥を投入した場合でも石灰や苦土が土壌のCECを超える場合は同じような土壌障害が発生します。またこれとは逆に塩基飽和度が低すぎると窒素を施しても作物に吸収されにくく収量がとれない結果になります。
 土壌診断から圃場のCECを知り、石灰、苦土、カリの残存量から塩基飽和度を計算し、塩基が過剰か不足かを調べることが施肥設計の基本です。この計算に基づいた施肥設計をしていかなければなりません。
野菜類の適正な塩基飽和度は70〜90%、ぶどうが80%、柑橘・落葉果樹は50〜80%です。

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