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品質(自由貿易への挑戦供法。裡33

 

      目次を作りました。順番に見てね
 


  
  

自由貿易の挑戦供No33
 

第三章 品質の生産
土壌生物


 

○土壌伝染病菌

放線菌

ジャガイモそうか病を起すストレプスミセス属の放線菌で、土壌や雑草向根圏で増殖し、感染適温は20度、生育適温は27度です。生育したジャガイモには侵入できず、若いうちに侵入して表面に溝を作り、その周囲が黒褐色のかさぶた状にコルク化します。弱酸性からアルカリ性の土壌で被害を出すので、ジャガイモの産地では土壌を酸性化しています。またジャガイモのみならず大根や人参にも発病します。酸性土壌でも類似症状がでることがありますが、これは異種の菌によるものでそうか病ではありません。

 

ピシウム菌

下等なカビの一種で、箱育苗のイネ苗立ち枯れを起します。ほかにも麦類の褐色根腐病、こんにゃくや牛蒡などの根腐病、ホウレン草などの立ち枯れ病もおこします。伝染主は耐久体で地温が上昇して多湿になると発芽し、根に定着します。根では菌糸で増殖し、胞子のうや卵胞子をつくります。水分の多い土壌では胞子のうから多数の遊走子が放出されて、水を媒介に急速に伝播します。根のないときでも水溶性の糖を多量に含む新鮮有機物の施用直後では爆発的に増殖します。

 

疫病菌(フィトフトラ菌)

下等なカビのフィトフトラ菌による病気が疫病と総称されています。野菜や果樹の根、茎(地際部)、果実、茎葉を侵し、青枯れや立ち枯れ、軟化や腐敗などの症状を起こします。土壌水分の多い条件で多発蔓延し、跳ね水などで地上部にも感染します。

 

フザリウム菌

フザリウム菌には、多種類の分化型があり、その中から特定の種類の作物に寄生するように特殊化しています。特定の作物を侵す分化型は別の作物を侵すことはできません。フザリウム・オキシスポルムの分化型はサツマイモやウリ類のつる割病、トマト、ホウレン草などの萎ちょう病、大根、キャベツ、イチゴなどの萎黄病などを起こします。フザリウム・ソラニーはインゲン、エンドウなどの根腐病、ウド萎黄病、コンニャクやサトイモの乾腐病を起します。フザリウム・ソラニーは導管に侵入せずに柔組織を侵します。

 

バーティシウム菌

導管病を起こすカビで、日本ではバーティシウム・ダーリエという種が問題で、白菜の黄化病、ナス・トマト・スイカ・メロンなどの半身萎ちょう病とアルファルファバーティシウム萎ちょう病を起こします。病気の進行は緩慢で収穫時期近くになって全滅することが多いです。

 

リゾクトニア菌

リゾクトニア・ソラニーに代表されていますが多種にわたるもので広範の植物を侵す多犯性のカビです。ソラニーは地際部や根の柔組織に侵入して、苗立枯れや根腐れを起こします。また、胞子は風で運ばれ地上部に病気が広がります。レタスすそ枯病やショウガ紋枯病などがあります。このほかにも根が侵される病気にテンサイや人参の根腐病、ジャガイモや牛蒡の黒あざ病などあります。

 

根こぶ病

白菜、カブ、キャベツ、大根などのアブラナ科の根にこぶをを作って、導管を圧迫して送水を妨げて萎ちょうさせてしまいます。病原菌は根こぶ病菌で絶対寄生菌です。変形菌と呼ばれるカビの仲間で、カビでありながら菌糸を作りません。こぶの中身は休眠胞子が詰まっています。

平成23年6月20日









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