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品質(自由貿易への挑戦供法。裡30

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自由貿易の挑戦供No30
 

第三章 品質の生産

土壌生物



○根の微生物

根は微生物の攻撃から身を守るため抗菌物質を保持しており、抗菌物質に耐性のない菌は根面に定着しても数日で消滅してしまいます。耐性のある非病原性のカビの場合、根面で菌糸を伸ばし根の内部へ侵入します。しかし、その能力には差があり、表皮組織や皮層組織までしか侵入できないカビと、中心まで侵入できるカビとがあります。細菌はカビに比べて表皮を構成している高分子物質を分解する能力に劣り根の内部に侵入することはできません。しかし、センチュウや土壌害虫が破いた穴や2次根が形成されるときにつくられる付け根にできる穴、古くなって崩壊した表皮組織の穴などからは侵入できます。若い根には抗菌物質も多いので、生育後期から細菌の侵入が活発になってきます。

 

根圏の微生物

 根圏に定着する微生物の種類は非根圏土壌のものとは若干異なり、定植後2,3ヶ月の間で細菌とカビ菌糸の量を比較すると、非根圏土壌ではカビ菌糸の方が細菌よりも3、4倍多いのに対して、根圏では細菌の量がカビ菌糸の量と同等か多いくらいです。これは根から低分子の有機物が供給される結果、細菌の増殖速度が速くおこなわれる為です。しかし、これは連作してない作物で数ヶ月目まで、連作すると前作で集積したカビの非根圏土壌での密度が高く、当初から根圏でのカビ菌糸が多くなります。また連作してないものであっても2,3ヶ月以上たつと、カビが根に侵入して、根からの養分を直接吸収して著しく増殖することでカビ菌糸の重量が増すことになります。

 

非病原性微生物の役割

 無菌状態で植物を栽培すると、有菌状態よりも根の長さ、量、分岐が多くなり根が広範に広がります。しかし、自然界では無菌状態はなく、無菌状態に病原性微生物を接種すると、ほぼ全部の固体が病気になってしまいますが、非病原性微生物を同時に接種すると病気になる固体が激減します。これは非病原性微生物と病原性微生物の間で競争が起きて、素早く増殖できる非病原性微生物が、病原性微生物を排除することで、病気の抑制効果を発揮しています。病原性微生物のレベルが高くなると非病原性微生物でも病気を抑えることができなくなります。

 

拮抗作用(きっこう)

 微生物の間には互いの作用が相反するものがあります。この相反する作用のことを拮抗作用といい、双方での微妙なバランスを保っています。拮抗作用において互いの微生物は相反しているので、他方に対して拮抗菌であるといいます。拮抗作用には抗生物質や毒素による拮抗作用、住処や餌などを奪い合う競合作用など相反するさまざまな作用があります。

 

菌根菌(共生菌)
 
作物の根の内部に共生して、作物から有機物を貰うのと動じに作物に窒素やリン酸を与えて、相互に得をする関係を共生といいます。カビと共生を営んでいる根のことを菌根といい、共生しているカビを菌根菌といいます。

平成23年6月15日






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