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品質(自由貿易への挑戦供法No28

      目次を作りました。順番に見てね
 


  
  

自由貿易の挑戦供No28
 

第三章 品質の生産

土壌生物

 

○好気性、嫌気性微生物

 圃場では酸素が少ない場所があります。そのような場所には嫌気性微生物が多数生息しています。酸素がありそうな柔らかい畑でも構造的に酸素の流入しにくい場所があります。また酸素を消耗して有機物を分解する微生物がいるところでは、酸素が消耗され酸素が少ない場所ができます。嫌気性微生物は有機物からエネルギーと細胞成分を合成する反応系をもっており、糖からアミノ酸や脂肪酸などの細胞成分を合成し、余ったものは乳酸、酢酸、エチルアルコールなどに変えられ体外に放出されます。体外放出された乳酸などは、また別の微生物がすぐに分解をしていきます。

 これとは逆に好気性微生物は糖を酸素を使って水と炭酸ガスに完全分解し、エネルギーに変える呼吸系の反応系を持っています。呼吸系では、同じ量のブドウ糖を食べても、発酵系に比べて20倍以上のATPが合成できます。

 嫌気性微生物の中でも酸素があると死んでしまうものを絶対的嫌気性菌といい、細菌のみに存在します。しかし、この絶対的嫌気性菌の中でも酸素の中でも耐えられる耐気性嫌気性細菌が存在します。また酸素があってもなくても生活できる細菌を条件的嫌気性細菌といいます。酸素がなければ発酵系でエネルギーを獲得し、酸素があれば呼吸系で生活します。細菌以外でこのような条件変化で生活できるのは酵母菌です。

好気性

脱窒菌

 絶対好気性細菌の中に脱膣菌と呼ばれる細菌は酸素のない条件下でも呼吸系で生活できます。これは硝酸(窒素)を酸素の代わりに消費して窒素ガスか亜酸化窒素ガスに変え放出します。このような過程では窒素がガスとなって逃げるので「脱膣」といい、窒素肥料が無駄になります。脱膣菌には無機栄養のものもいますが、有機物を栄養にする脱膣菌のほうが多いようです。土壌に有機物が多ければ、まず通常の呼吸系で有機物を分解して酸素を消費し、酸素がなくなると硝酸態窒素を使って呼吸系で有機物を分解していきます。このように脱膣菌は嫌気的な土壌でも、好気的な土壌でもやがて脱膣が起きます。畑では絶えず、硝酸菌によって硝酸が作られており、そこに有機物が投入されれば意外なほど脱膣が生じてしまいます。

 

嫌気性

鉄還元菌

水田では潅水により空気が遮断されています。このとき三価の鉄は有機物存在下で微生物により二価の鉄に還元されます。その家庭に関係する微生物を「鉄還元菌」といいます。

 

硫酸還元菌

 硫酸を硫化水素まで還元する細菌を「硫酸還元菌」といいます。硫酸還元菌は硫酸を還元するときに得たエネルギーで炭酸同化をします。硫化水素は強い腐卵臭をだします。また鉄分と結びついて硫化鉄となり黒色になります。未熟な有機物が存在すると還元性が高まり硫化水素が発生しやすい状態となります。

平成23年6月13日





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