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品質(自由貿易への挑戦供法No21

      目次を作りました。順番に見てね
 


  
  

自由貿易の挑戦供No21


 

第三章 品質の生産

品質と地力

 


土壌微生物

 堆肥の効果で特に期待したいのは生物性です。化成肥料のみの圃場では生物性が衰え土壌劣化が起こります。堆肥を投入することにより新たな生命が生まれ生物性が活性されます。堆肥を施すことにより細菌類、放線菌、糸状菌などの微生物が豊かになります。これら微生物の役割は有機物の無機化です。植物は無機でしか養分を吸収できないので微生物の働きが重要になります。また、微生物自体の遺体も他の微生物の餌となり分解の対象となります。土壌微生物は作物に栄養を供給する役割のほか土の浄化や土壌を肥沃化します。しかし、一方ではある種の微細物ばかり偏ると連作障害などの土壌病害や生育阻害を起こすことになります。土壌の微生物のバランスを整える為にも新たな堆肥の投入が必要となります。

 

地力窒素

 作物にとって窒素量によって収穫高が変わります。土壌中にどれだけの作物が吸収できる窒素が保持されているかが収量に大きく左右します。土壌中には有機体窒素と無機態窒素という形で窒素が存在し、有機体窒素は微生物に徐々に利用され無機態窒素となります。作物はこれらの無機態窒素をアンモニア態窒素や硝酸態窒素などの無機態として吸収して栄養としています。作物が健全に育つには徐々に有機体窒素を分解して永く作物に栄養を供給していかなければなりません。このように微生物に徐々に分解されて無機態となる有機体窒素のことを「地力窒素」といいます。安定した生産をする為には「地力窒素」の高い圃場を作らなければなりません。圃場からの窒素の減少には、未熟堆肥の投入によるアンモニアとして外部に窒素を放出したり、収穫物として持ち出されたりします。この減少した窒素を補う為に有機堆肥の投入を行い、微生物の利用で無機態窒素を土壌に蓄え、土壌の地力窒素を高めます。地力窒素は、土壌中の微生物などの遺体が変化してできたもので、タンパク態窒素やアミノ酸態窒素などが主となっています。

 

地力保肥力

 土壌が養分を保持するには土壌のイオン交換容量が大きくなければなりません。土壌の養分はイオンで結合保持されており、土壌のイオンが少ないと保持できる養分も少なくなります。土壌のイオン保持力が小さいのに多めの肥料を投入しても保持できずに流亡してしまいます。土壌の保肥力を高めることが作物にとって養分をプールすることができ、生長に合わせて養分を吸収することができます。有機堆肥の施用により、微生物が活発になり有機物を分解することで腐食ができます。腐食は陽イオンだけではなく陰イオンも吸着することができるので、より一層の保肥力を高めることが出来ます。堆肥の投入は微生物の活動と大いに関わっています。

平成23年5月30日



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