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森林火災

目次を作りました。順番に見てね

激化する森林火災                        今森林火災は非常な状体になって来ています。世界各国において猛烈な勢いで森林を燃やしています。アメリカでは今年2004年に入って760万エーカー、東京都のおよそ14倍の森林を消失しています。日本も例外でなく年間2800件もの山火事が発生しています。多発しているのは瀬戸内地方で冬の乾燥した気候の影響です。今年2004年2月に広島県生口島で発生した森林火災では、10日間も燃え続け、火の勢いが非常に早く390ヘクタール、東京ドーム83個分、島の8分の1が消失しました。また、記憶に新しいロサンゼルス近郊で発生した南カリフォルニア大火災では同時に3箇所のところから火が発生し次々に飛び火し、一日に16kmもの速度で燃え広がり、75万エーカー東京都の1.4倍の面積を消失しました。これも同じく森林の燃え方がおかしいといわれています。飛び火の仕方が以上で火の玉となって森林上部に飛び移って行きます。この勢いは車の速度よりも早く逃げることすらできない状況です。この火災で住宅3452戸が完全焼失し、犠牲者も20名にのぼりました。明らかに森の燃え方が変わり始めています。非常に火の回りが速く消火活動が追いつかない状体になっています。この走る炎の原因を追究するために科学的な調査が行なわれました。原因の一つに森林開発があります。開発後の森林は小枝が散乱し、小さい木の倒木が横たわっています。また、そのまま放置され乱雑に枝が伸び放題になり燃える森林を形成しています。更に下草の環境も激変しています。今までになかった燃えやすい草が家畜の牧草などに混じり、繁殖し在来種を駆逐し、森を覆っています。また、大気汚染による窒素酸化物が雨となって土壌に降り、雑草の栄養源にもなっています。違う原因の一つにキクイムシがあります。干ばつによりキクイムシが大発生し木の内側から木を食いつくし、立ち枯れを起こします。このように森全体が弱体化してきています。従来の森林火災は地表部分だけが燃える「地表火災」で火の勢いは弱く、木自体に勢いがあったので火も燃え移りにくく、消火活動も充分にできました。弱った森林は燃えやすくまた、倒木や枯れ草などが散乱した森は可燃物の倉庫となっています。このため火の勢いは強まり、枝伝いに木の上部まで火に包まれてしまいます。これが「樹冠火災」です。樹冠火災は木の上部が燃えているので、風に煽られた火は簡単に飛び火し森全体を炎に包んでしまいます。樹冠火災の恐ろしさは、火の勢いが強いので局地的な気候を作り出す力を秘めています。樹冠火災が大規模になるとその煙は上昇気流を作り出します。発生した上昇気流は空気の対流を生み下方に乱気流を発生させます。この乱気流が新しい空気を運び更に火の勢いは増していきます。このようになると炎の速度はトップスピードになり、森を駆け抜ける炎の速度は実に160km/hになります。拡大する炎は新たな空気の対流を生み、風を起こします。この風に乗って広範囲に火が広がっていきます。さらに、火の勢いを助長するのが乾燥した風です。異常気象により乾燥した風が発生しているのです。異常気象がこのような大規模火災を発生させています。

日本でも同じような現象がおきています。松食い虫の大量発生やシダ類のウラジロが人間の背丈までも伸び、下の葉は枯れたまま伸びています。これは森林に人間の手が入らなくなり森が荒れてきているからです。生口島の火災も樹冠火災と異常気象による風の影響でした。
その一方で民家への飛び火を防いだのが柑橘類の畑でした。柑橘類の樹木は水分を十分に含んでおり燃えにくく、その下地は人間の手によってきちんと管理されていたため、民家への延焼を食い止めることができました。森林火災の予防は森の管理と異常気象の抑制です。先人達は枝落ちをし、落ち枝は薪木に活用し、下草を刈り、山の管理をしてきたのです。山の管理は海に注ぐ水を始め重要な役割をもっています。

 大火災の原因
1、森林開発
  乱雑な森林開発
  森林の放置
  可燃物森林の発生
2、異常気象
  乾燥
  強風
  虫の発生
3、上記の要因による樹冠火災の発生
4、農業、林業の衰退による荒地化

このような森林火災を取ってみても、自然環境の維持は重要であり、農業も山と共に生きていることを認識しておかなければなりません。

素敵な宇宙船地球号より
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