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異常気象 No40

 

        目次を作りました。順番に見てね
 


  
 

異常気象 No40

第四章 異常気象

 



気象に影響を与える現象

エルニーニョ現象

 エルニーニョ現象はペルー沖の海面温度が通常よりも高くなると、太平洋西部の海面温度が下がり、その上空の気圧に変化を与えます。その結果日本では冷夏や暖冬になるもようです。エルニーニョ現象は南方振動とも言われ太平洋西部(インドネシア付近)と南太平洋東部(ペルー沖)で、海面の温度差により上空の気圧が連動してシーソーのように変化する現象です。どちらかの気圧が高くなると片方は低くなり、一方が低くなるともう一方が高くなるという現象で、これは大気と海水温度が密接に結びついて起こるもので遠隔相関(遠隔結合)の関係にあります。このような関係をテレコネクションといいます。

 

ラニーニャ現象

 エルニーニョ現象の反対で太平洋東部ペルー沖の海面温度が通常よりも低くなると、その反動で西部の赤道周辺の海面温度が上昇します。そうすると日本では夏は猛暑、冬季は大雪・厳冬になりやすくなります。

エルニーニョ現象・ラニーニャ現象には世界共通の定義がなく気象庁では前後5ヶ月の平均海面温度を使ってエルニーニョ監視速報を出しています。

 

ウォーカー循環

陸地と海洋では、陸地の方が暖められやすく陸地上空の温度は上がると、上昇気流が発生し、陸地に比べて温度の上がらない海洋では下降気流が起こることになります。アフリカ大陸、南アメリカ大陸、インドネシア海洋大陸では上昇気流が発生、太平洋東部・インド洋西部・大西洋では下降気流が起こり、東西方向の空気の循環(ウォーカー循環)が起きます。ラニーニャ現象による影響は、赤道太平洋での大規模な大気循環にも及び、東太平洋での下層の東風や上層の西風が強化され、赤道上の東西循環であるウォーカー循環が強められ、熱帯地域での天候異変をもたらしかねません。

 

北極振動

 北極圏にある冷気が吹き出す現象で、吹き出しがシベリア方向になると、日本に冷気が流れ込み通常よりも寒冷となります。これにラニーニャ現象が重なると豪雪を齎すことにもなります。冷気が吹き出す方向によって欧州やアメリカが寒波に見舞われることになります。日本の影響ではシベリア方面に冷気が噴出すと日本への寒気の流入が一段と厳しくなり、ラニーニャ現象と重なると豪雪を齎すことになります。最近の2005年、2006年の豪雪もこのような現象が一因となっています。

エルニーニョ現象やラニーニャ現象が海水温と関連しているのに対して、北極振動と海水温の関係は今のところはっきりしていません。しかし、長期的な振動は大気だけの現象とは言い難く海水温の影響はあるものと考えられています。

 

ジェット気流

地球の上空を巡回する対流圏上層に位置する強い偏西風の流れで、北緯40度程度に観測される寒帯ジェット気流と北緯30度程度の亜熱帯ジェット気流などがあります。冬は北極周辺巡る強い風が吹き、夏は亜熱帯付近の風が強くなります。梅雨時期に亜熱帯上空の気流と北極周辺の気流が合流し日本列島上空を通過するときに、停滞前線に強い刺激を与えると豪雨となる原因となります。

 

ダイポールモード現象

インド洋の熱帯地域において、初夏から晩秋にかけて東部で海水温が低くなり、西部で海水温が高くなる大気海洋現象で、インド洋東部の海面温度が通常より下がるとインドネシアやオーストラリアなどでは干ばつ傾向となり、一方西インド洋では海面温度が通常より海面温度が上がり大気の対流活動が活発となり、降水量が増えることになります。

 

マッデン・ジュリアン振動

熱帯地域で40日から50日の周期で気圧が変動するもので、西太平洋・大西洋・インド洋からフィリピンにかけての赤道上空で偏西風と偏東風がぶつかりあい、積乱雲が発生する大気循環場が約1〜2か月かけてインド洋から太平洋へと東進する大気振動で局地的な豪雨を伴います。インド洋の赤道付近に次々に発生する積乱雲は集まって雲の群れとなり、東西6000キロにも及ぶ規模で一団となってモンスーンやエルニーニョ現象のきっかけにもなり、世界の気象に大きな影響を与える地球最大の雲群です。

(以上過去ログ「地球温暖化」より)


22年12月24日


 




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