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異常気象 No36

 

        目次を作りました。順番に見てね
 


  
 

異常気象 No36
 
第三章 日本の天気
 

日本の四季

台風

 夏から秋にかけて台風のシーズンとなります。この頃の赤道付近の海水温はまだ高く、熱帯低気圧が発生します。この熱帯低気圧が大きくなったものが台風となります。熱帯低気圧から台風に変わると低気圧の渦が強力となり目を作ります。熱帯低気圧と台風の違いは、最大風速が17.2m/sを越えるものを台風と呼んでいます。

 熱帯低気圧が発生し、さらに周りの海上から暖かい水蒸気を含んだ風が低気圧に吹き込みます。そこで上昇した空気は上空で雲を形成しますが、水蒸気が雲になるときに熱を発し周りの空気を暖めます。すると周りの空気は更に上昇し雲を作ります。このようにして台風は次第に大きくなります。雲の形成が広範囲に広がるとその中心に向かって反時計回りに風が吹き込み渦を作ります。この勢いが強いと遠心力とによって大きな目ができ、その周りに雲が引き寄せられます。このようにして出来た台風の目は数キロにもなります。

 台風の進路を決めるのは高気圧です。熱帯低気圧が発達すると台風になりますが、その発生場所によって呼び名が変わっています。フィリピン沖の太平洋で発生すると台風、カリブ海・北大西洋などで発生するものをハリケーン、インド洋などで発生するものをサイクロンと呼んでいます。


 台風の進路は、太平洋高気圧の影響を受けて進路が決まってきます。熱帯地域で発生した台風は、最初に貿易風の影響を受けて西へ進みます。その後太平洋高気圧から吹き出す風に乗って北上します。太平洋高気圧から吹き出る風は時計回りの吹き出しかたをします。貿易風で西に流された台風はコリオリの力の影響で北上する性質を持っているので、貿易風を受けながら北に進もうとします。貿易風から抜けると太平洋高気圧の勢力範囲では更に北に押し上げようとします。そして、中緯度に来ると偏西風の影響を受けて東よりに進路を変えます。このとき太平洋高気圧の勢力が弱いと、北へ加わる風の力が弱くなり偏西風の力の影響を多く受けるので、日本列島まで運ばれずに日本の南の海上を通過することになります。台風が日本列島に到来するのは太平洋高気圧が一定の勢力を保っているときで、台風を北に運ぼうとする力が強いときなります。

 台風の勢力は海上から吸い上げられる水蒸気で作られる積乱雲によって決まります。水蒸気が少ないと次第に勢力は低下して行きます。台風が日本列島に上陸すると、水蒸気の補給が少なくなり北上しながら勢力が低下することになります。

 このように台風の進路を決めるのは、貿易風、太平洋高気圧、偏西風の三つの影響によります。偏西風が弱いと日本列島の西側を北上し、偏西風と太平洋高気圧のバランスによって日本列島を通過したり、日本の南海上を通ったりします。


台風の強さは最大風速で表され
猛烈:秒速54m以上           

非常に強い:秒速44m以上54m未満
強い:秒速33m以上44m未満

台風の大きさは
大きい:500km以上800km未満
非常に大きい800km以上


台風の進路.jpg



平成22年12月9.10日


 



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