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異常気象 No25

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異常気象 No25

 
第三章 日本の天気
 

梅雨

 6月になると日本では梅雨になり、じとじとした雨が続きます。梅雨はオホーツク海高気圧と太平洋高気圧が衝突して起こります。梅雨は北海道の北にあるオホーツク海で発生したオホーツク海高気圧と南の小笠原諸島付近で発生した小笠原高気圧から吹きだす風が日本列島の上でぶつかり合うことで、行き場を失った空気が上空に逃げることで、上昇気流となり雲が発生して雨を齎します。この二つの高気圧のバランスで梅雨に期間が変わります。オホーツク海高気圧も太平洋高気圧も、海から吹いてくるので沢山の水蒸気を含んだ空気となり、さらに後方から湿った空気を補給するので雨を長びかせます。オホーツク海高気圧は北からの風なので涼しい風ですが、太平洋高気圧は南の海上からの風なので暖かい湿った風となります。

 

 

4つの高気圧と天候

 日本を取り巻く気圧配置は夏は南高北低で、冬は西高東低です。この気圧配置に関係しているのが高気圧です。天気予報では高気圧が張り出してとか、高気圧の位置に注目した内容がよく報じられています。上述したように太平洋高気圧オホーツク海高気圧シベリア高気圧の配置で天候に変化が生じることが分かります。日本に直接影響を与える高気圧は4つあり、上記の3つに移動性高気圧を加えたものとなります。

 4つの高気圧の発生のしかたや性質はそれぞれ違っており、その勢力分布によって気象の変化を生み出しています。気圧の差は温まりにくく冷えにくい海と温まりやすく冷えやすい陸地、寒い上空と温かい地表面(海面)との温度差によって起こります。また、夏と冬といった季節の変化によっても、その性質は異なります。

aシベリア高気圧

 シベリア高気圧はユーラシア大陸の北部で発生する高気圧で、放射冷却により大地が熱を奪われ冷たくなることで、地表付近の空気も冷やされて重くなった空気が下降気流を発生させ広域にわたる高気圧となります。その規模は東ヨーロッパから日本西部付近まで達するものです。冬季は放射冷却が高まり広大なものとなります。シベリア寒気団は冬季に発達するシベリア高気圧の東部を担っています。シベリア高気圧は大陸で発生するので乾燥した寒気となります。日本に到達するときには日本海を渡るときに水蒸気を含んだ空気となります。

 シベリア高気圧の発生源としては放射冷却ですが、偏西風の影響を受けて気団から分離した高気圧がジェット気流の影響などで同じ場所に長期間にわたり居座り、他の高気圧や低気圧が西へ移動するのを妨げます。この高気圧をブロッキング高気圧呼び、その影響も受けてシベリア高気圧は発達します。また、シベリア高気圧の影響にはヒマラヤ山脈も関係しており、ヒマラヤ山脈がなければそれほど発達しないとされています。

 シベリア高気圧が発達するのは秋から冬にかけてで、高気圧が発生すると低気圧も発生していることとなり、西高東低の冬型気圧配置となります。冬に日本海側が荒れるのは高気圧から低気圧に向かって強風が吹くためです。シベリア高気圧は気圧が高いので気圧の差が大きいほど風も強くなることになります。また、冬型気圧配置になるとアリューシャン低気圧(アリューシャン気団)が発達して更に日本海側を荒天とします。

平成22年11月19日


 





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