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作物の栄養素  No35

         目次を作りました。順番に見てね
 


 
 
作物の栄養と生育 No35
第二章 作物とpH

作物の栄養素吸収の環境

土壌と石灰  

おさらい

 生石灰、消石灰はアルカリ分が多いので取り扱いに注意が必要です。根やけやガスを発生し生理障害を起す危険性があります。また、水と激しく反応して発熱するので保管には注意が必要です。即効性で酸性の矯正度も強いので除草や土壌消毒にも効果がありますが、やり過ぎないようにします。また、一旦アルカリ土壌になるとCaやMgなどの塩類過剰となり、肥料やけやガス障害、Mg、K、P、FeやMnなどの微量元素も吸収を阻害し生理障害を発症します。アルカリ度が強いので圃場に投入したら土とよくかき混ぜて2週間以上空けてから作付けします。アンモニア態窒素系の肥料とは同時使用禁止。

 炭酸カルシウムや炭酸苦土石灰は遅効性で作物に障害がでにくいので扱いは簡単です。アルカリ度が生石灰や消石灰に比べて低いので矯正力も弱いので早めに施す必要があります。炭酸苦土石灰はMgを含んでいるのでリン酸の吸収もよくなる。カルシウムは細胞壁を強くして耐病性を増し、マグネシウムは葉緑素をつくる成分です。

その他石灰肥料の使い方

・Fe、Mnの過剰症状がある場合に石灰を施すと症状が軽減される。

・Mg欠乏症状は石灰やカリが過剰なときにも起こる

・Mgを施すとPの吸収が高まる

 

石灰資材の投入の仕方

 日本の土壌は火山灰土でもともと酸性です。さらに雨が多く石灰や苦土の流亡起こり更に酸性になりがちになります。また、窒素肥料を施すとアンモニアが酸性の硝酸に変わり土壌が酸性化になります。酸性になるとカルシウムやマグネシウムが溶け出し酸性化を促すことになります。石灰資材はpH調整剤として酸性土壌を中和する働きを持っており、作物によっては適正pHの範囲が異なるので、作物に合わせた調整が必要です。

 作付けとしては酸性に強い作物と酸性に弱い作物を交互に作ると効率的に土壌を使うことが出来ます。日本の土壌はもともと酸性なので酸性に強い作物を植えた後に石灰資材を投入して土壌の酸性を矯正して、酸性に弱い作物を植るようにします。そして、作物が栄養を吸収して土壌が酸性になったところで、酸性に強い作物をまた植えます。このように酸性に強い作物と酸性に弱い作物を順繰りにすることで、肥料や資材、土壌を効果的に使うことが出来ます。酸性に弱い作物は肥料を必要とし、酸性に強い作物は肥料をあまり必要としない傾向にあるので、順繰りに植えつけることで、連作障害も避けて土壌を上手く使うことが出来ます。



参考書籍等により幾分のずれがあります。参考としてまとめて見ました。



「作物の栄養素」おしまい。

平成22年07月21日 





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