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作物の栄養素 No34

         目次を作りました。順番に見てね
 


 
 
作物の栄養と生育 No34
第二章 作物とpH

作物の栄養素吸収の環境

土壌と石灰  

石灰資材の種類と用途


石灰窒素

石灰窒素は炭化カルシウム(カーバイト)と窒素を高温で反応させて製造されます。硫安と同様の肥効を示しますが,土壌中の微生物の働きが抑制される遅効性肥料です。またシアナミドの作用で除草効果や病害虫防除効果もあります。ふつうは元肥として用います。土壌に施用し10日ほど空けてから播種や定植を行います。

危険注意:石灰窒素は刺激性、腐食性があり、湿った皮膚につくと炎症を起します。吸入すると気道粘膜がただれ,めまいや頭痛を起こします。

 

過リン酸石灰(過石)

過石、過燐酸とも言われ速効性のリン酸肥料です。過リン酸石灰は遊離リン酸を含んでいるので化学的には酸性ですが,生理的には中性肥料なので連用しても土壌を酸性化にすることはありませんが、酸性の矯正力も期待できません。過リン酸石灰のリン酸は作物に吸収されやすいので,生育期間の短い作物,根系の発達の悪い作物などには有効です。また、リン酸のほかに石膏CaSOも含んでいるので硫黄の供給源としても有効です。

注意事項として、リン酸を含んでいるので土壌中の鉄やアルミニウムと結合しやすく溶けにくくなるので堆きゅう肥などと混合して使用することがすすめられています。また、石灰窒素や草木灰、消石灰などと混合すると溶けにくくなります。

 

重過リン酸石灰(重過石)

過リン酸石灰の2倍のりん酸を含んでおり、過リン酸石灰と違って石膏を含まないので吸湿性がやや高い無硫酸根肥料です。

 

生石灰

強アルカリ性のため未開墾土壌の酸性矯正に用いられます。即効性で土壌消毒や除草にも有効です。しかし、水と反応すると強く発熱し消石灰に変化します。また、アンモニアを含む肥料と配合すると窒素が揮散し窒素不足を招きます。水溶性リン酸を含む肥料と配合すると水に溶けにくいリン酸に変化します。

 

消石灰(水酸化カルシウム)

生石灰に水を加えて作られる水酸化カルシウムです。生石灰同様に即効性で土壌消毒や除草にも有効です。アルカリ度は生石灰に次ぐもので60%以上あります。生石灰同様にアンモニア態窒素系の肥料との併用は出来ません。

 

炭カル(炭酸カルシウム)

石灰石を粉にして作られまが、その粒の大きさよってpH度が変わるので市販品の肥料では粒の大きさが定められています。石灰石を砕いたものですから空気や水に触れても化学変化はしません。酸性土壌や根から分泌される有機酸に溶けてゆっくり効いてきます。肥効が遅いので障害がでにくいのですが、土壌とよく混和して早めの施肥をする必要があります。また、土壌コロイドでは石灰と苦土のバランスも大切で石灰分が多いとマグネシウムの吸収が悪くなります。

 

苦土石灰(炭酸苦土石灰)

炭酸カルシウムに属するドロマイとから作られるものでマグネシウムを3.5%以上を含んでおり、アルカリ分も50%以上あります。炭酸カルシウム同様に遅効性なので根に対する障害もなく、マグネシウムも含んでいるので安心して使えます。しかし、pHは直ぐに上がらないので早めに投入します。マグネシウムが流亡したりして不足している酸性土壌に有効です。

 

平成22年07月20日 




 


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