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作物の栄養素 No31

         目次を作りました。順番に見てね
 


 
 
作物の栄養と生育 No31
第二章 作物とpH

作物の栄養素吸収の環境


塩基バランス

 塩基飽和度による施肥設計をするにあたっては適正な塩基バランスがあります。meに換算した比率で石灰:5、苦土:2、カリ:1の割合が理想的な塩基バランスです。この塩基バランスで作物にあった塩基飽和度のとき、とくに作物の品質は安定します。

 塩基バランスが崩れて苦土が少ないとリン酸が土壌にたくさんあっても吸収できないなどの障害がおこります。塩基バランスを整えると、リン酸の吸収がよくなって病害虫も少なくなり、農薬散布回数も減少します。また、土壌微生物の環境が改善され有機物の分解と腐植の生成が進み土壌の養分保持力も向上します。このように塩基バランスや飽和度が崩れた土壌に微生物資材を使っても効果はでません。施肥設計ではその作物の適正な塩基飽和度で且つ石灰・苦土・カリが5:2:1になる塩基バランスになるように、それぞれの塩基量を計算します。しかし、土壌にはすでにこれらの成分は含まれているので、土壌診断結果の数値を計算から算出した必要数値から差し引き、各成分における過不足量を算出します。不足している場合はその不足量を施し、過剰ならば施用を差し控えるのと同時にCECを向上させる施肥を実施し全体のバランスが取れるようにします。






 酸性・アルカリ性は土壌粒子の
CECに占める水素イオンの量のことであるので、塩基飽和度から読み取ることができます。


塩基飽和度からみるp
H 

塩基飽和度

H

100%

7.0

80%

6.5

60%

5.5


 塩基飽和度が60%以下では、養分の量が不足しがちな酸性の土壌となり、塩基飽和度が80%以上ではpHの高い土壌となって微量要素の効きが悪く塩類濃度障害の起こりやすい傾向となります。

平成22年07月1日 




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