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作物の栄養素 No24

  

         目次を作りました。順番に見てね
 


 
 
作物の栄養と生育 No24
作物とpH
 

土壌pH

 作物の生育に影響を与えるものに土壌のpHがあります。酸性度では作物は障害を発生して生育不良や病害虫による被害を受けます。作物が健康に育つには土壌のpHの調整をしなければなりません。人間の体でも酸性に傾くと体調が悪くなり、病気になります。

土の化学性として重要なものにpHがあります。土壌が酸性やアルカリ性に傾きすぎると作物は栄養を吸収できなくなります。土壌pHが5以下になると、粘土や腐植土に固定化されていたアルミニウム化合物が溶解活性化して、溶解したアルミニウム化合物がリン酸を吸着して、根からのリン酸の吸収を阻害します。

 

酸性土壌

 酸性土壌の原因としては雨が降ることで、土壌や池が酸性になります。雨は大気中の二酸化炭素を溶かしpHが酸性となります。水の中の二酸化炭素の変化により酸性となります。その雨が土壌や池に流れ込むことで酸性化が進むことになります。また、土壌では降雨により雨粒に含まれている水素イオンが粘土や腐植土に吸着されていたCa,Mg、K、Naなどの塩基類とイオン交換を行い、水素イオンが土壌に吸着されることでpHが酸性化となります。潅水でもこのようなことが起こるそうです。逆に降雨の少ない地域ではpHが上昇するそうです。また、ハウスでは表面から水分が蒸発し、塩類濃度が上昇します。人工的なもので、園芸用土の中にはピートモスのように酸性なものもあります。さらには硫安などアンモニア態窒素肥料を施用すると、硝酸菌がアンモニウムを硝酸に変える過程で水素イオンが放出され酸性に傾きます。

酸性土壌の影響

・根からのリン酸吸収を阻害する。

・他の塩類が減少する。

・pHが5以下になるとアルミニウム化合物が溶解する。

・強酸性ではCa、Mg、Moなどの微量元素が吸収されにくく
 なる。

・土壌に有益な菌類の繁殖が阻害される。

 

アルカリ土壌

 日本国内では特異的な地域を除いて火山国なので土壌は概ね酸性です。コンクリートの傍の圃場などでは石灰分の流入により部分的にアルカリ性に傾くところがあります。

アルカリ土壌の影響

・Fe,Zn,Mnなどの微量元素が吸収しぬくくなる。

・根からの水分吸収が阻害される。

・植物体内の塩基濃度が高くなり生理障害が起こりやすくなる。

平成22年06月17日 




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