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作物の栄養素 No14

         目次を作りました。順番に見てね
 


 
 
作物の栄養と生育 No14
○各元素の働き
  


硫黄(S:硫酸)

 火山国である日本の土壌には硫黄が含まれており、硫黄の欠乏症状は出にくいと言われていますが圃場での硫黄欠乏もよく起こります。硫黄はNPKと同じくらいに必要な元素で、作物体内の含有率はN>P>S>K>Ca>Mgとなっており窒素、リンに続く3番目の重要な多量元素です。硫黄は窒素と同じくアミノ酸の構成要素でタンパク質の生産に不可欠です。その為欠乏症状の出方も窒素と類似していますが、窒素と比べると硫黄のほうが植物体内での再移動速度が遅いのが特徴です。また、窒素と硫黄のN/S比は非常に重要で作物によって一定しています。硫酸イオンは根から吸収され、それもエネルギーを必要とする能動吸収で、窒素とのバランスで制御されています。


機能:アミノ酸、タンパク質、ビタミンなどの重要な構成物質。

植物体内での酸化・還元や生長の調整などの作用に関与。

    炭水化物代謝、葉緑素の生成に間接的に関与。

効果:酸化還元

欠乏:窒素の欠乏と似ており下葉から黄化し枯れる。

    特に古葉が多く黄化。

欠乏原因:無硫黄肥料の投入により硫黄が減少。また液肥やペースト状肥料には硫黄が入っていないものが多い。

       窒素効かそうとして硫酸アンモニウム以外の硫酸根(SO2−)を含まない尿素を使用。

       流亡しやすい。

欠乏対策:過リン酸カルシウムには硫酸カルシウム(CaSO4)が40%程度含まれている。

       肥料に硫酸根が含まれているものを選ぶ

過剰:過剰障害は出にくく、積極的に硫黄を吸収しない。また、余剰の硫黄は植物体内で蓄えられる。

     土壌中の硫酸塩が多くなると土壌が酸性化になる。

     場合によっては硫化水素の発生源となり根に深刻なダメージとなる。

過剰原因:硫酸塩の投入方

過剰対策:硫酸根を含まない肥料(尿素)の使用

       潅水による流亡。

平成22年06月02日 




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