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作物の栄養素 No11

        目次を作りました。順番に見てね
 


 

 
作物の栄養と生育 No11
○各元素の働き
  

カリウム(K)

 土壌中にカリウムが多く存在すると植物はカリウムを沢山吸収しますが生育量に変化は現れません。生育初期ではカリウムをそれほど必要としませんが生育が進むにつれ必要量が急激に増加します。生育当初では土壌に含まれるカリウムで賄えますが生育がある程度進むと欠乏症状が発生します。カリは稲ワラや家畜堆肥(堆きゅう肥)に多く含まれてるので化学肥料のみでなく家畜有機堆肥の投入も有効です。

 植物のカリウム吸収の特性として、新しく施肥したカリウムは作物に吸収されやすい。Kが欠乏するとMg吸収が促進される。過剰障害は出にくい。NとKの吸収割合は1:1.5〜2程度でKを多く吸収する。などがあります。野菜の石灰:苦土:カリは5:2:1です。

カリウムが不足するとメロンやスイカ、サツマイモなど肥大しない。一般的に果菜類・イモ類・豆類はカリ不足の影響を受けやすく葉・根菜類は受けにくい。しかしキャベツはカリ不足の影響を受けやすい。

機能 :光合成におけるATPの生産を促進させる為、日照不足時の施用効果は  
    大。

植物体内の炭水化物の蓄積や硝酸の吸収に関与。

植物体内での炭水化物やタンパク質の合成に関与。

さらに細胞の浸透圧の調整(水分調整)を行っている。

植物体内のpH調整

効果:組織を強化して根、茎を丈夫にする。この為「根肥」と呼ばれています。

    暑さ、寒さに対する抵抗性を強くする。

    害虫に対する抵抗性を強くする。

    開花結実の促進

欠乏:カリが欠乏すると古葉のカリが新葉に移行するため、古葉(下葉)から生じます。

    葉脈が赤褐色になる

    葉緑部より黄化しその後緑枯れを起す。

    葉面に不規則な大型白斑点が出たりします。

    葉に皺が寄ったり、捩じれたりする。

    根の生育が悪く根腐れが起きたりする

    果実の外見や味が悪くなる

欠乏原因:施肥の失敗

       連作による障害(野菜の窒素とカリの吸収比率は1:2程度であり、施肥の段階でN:Kを1:1の割合で長年していくと何れ障害が発生する)

欠乏対策:硫酸カリの施用

       第一リンサンカリの葉面散布

       敷わら

過剰:葉緑部が上に巻き上がりでこぼこになりやすい。

    Mg欠乏を招く

過剰原因:ハウスでは流亡しない為土壌に蓄積される

過剰対策:潅水による流亡

平成22年05月28日 




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