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作物の栄養 No5

 

         目次を作りました。順番に見てね
 


 

 
作物の栄養と生育 No5
 

ミネラルの働き

 作物の必須元素は16種類、人間では46種類以上です。人間のミネラルの供給源は食事以外にありません。人体にとってミネラルが不足するとビタミンなどの人体での化合が出来なくなったり機能障害や病気、抵抗性が低下します。渡辺和彦氏著書によると、微量元素の食品群別摂取量からみた主要な供給源に占める農産物の割合は「鉄 - 野菜14%、調味香辛料14%、穀物12%、豆11%」、「亜鉛 – 穀物32%」、「銅 - 穀物36%、豆11%、野菜11%」となっており、作物の重要性がわかります。

 作物にとってのミネラルの働きは人間同様健康であるということです。しかし、取りすぎはかえって害を齎すこともあります。ミネラルの過不足は病気を発症させたり、害虫の侵略にあったりします。さらには品質の劣化や食味を害したりします。栄養はバランスよく摂ることが大切です。栄養が偏ると変形が生じたり日持ちや一部の機能性が失われたりします。


 養分濃度の測定には「糖度計」を使用します。これは正式には屈折計(ブリックス計)と呼ばれるもので、測定しているのは「糖度」だけではなく汁液に溶けている養分全体の濃度を測るもので、アミノ酸や硝酸態窒素なども一緒に測定しています。糖度計は「養分濃度」を測るものです。そして養分濃度を示す線が鮮明に見えている場合は養分吸収がバランスよく出来ている場合です。生育診断でツルや果柄・腋芽の養分濃度を測るのもその濃度において施肥調整を行う為です。


 また、植物の必須元素は16種類ですが、作物体には60種類以上の元素が存在しており作物に利用されていることが解明され必要とされている元素が16種類ということです。しかし解明されていない元素も含めて栄養全体のバランスをとることが大切だと思います。ある種のミネラルが不足するとそれに応じた症状が発生します。そらは表面に現れて病気になったりします。トマトを水に入れてみて沈むトマトは養分濃度が高いもので、浮くものは濃度が薄いものです。さらにガクが横に向くのはリン酸不足、下を向くのはカリ不足というような状態です。栄養バランスがきちんと取れていないと目に見えない形でもなんらかの影響があることがわかります。

平成22年05月14日 




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