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作物の栄養 No3

 

         目次を作りました。順番に見てね
 


 

 
作物の栄養と生育 No3
 

作物が必要とする栄養素

 作物が健康的に元気良く生長するのに必要な栄養素は、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、硫黄(S)、鉄(Fe)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)、ホウ素(B)、水素(H)、炭素(C)、モリブデン(Mo)、塩素(Cl)、酸素(O)です。中でも窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)は作物の三大栄養素で主栄養分です。しかし、他にも微量ではあるが必要な元素があります。それらの元素の過不足が起きると作物は正常に発達しません。栄養が必要といってもむやみやたらに摂取するのではなくバランスよく取ることが必要です。また、栄養バランスは作物の種によってことなるので、それぞれの種に合ったバランスで補給しなければなりません。人間も同じように栄養バランスが崩れると健康を害します。作物が必要といわれている元素の種類は解明されているもので16種類程度ですが、実際には様々な元素が関わっているものと思われます。

 

土壌

地域や土によってもその土壌が持つ養分は異なります。日本は火山が多く殆どの土地で酸性に傾いています。よく畑一面に白い粉を巻いているのを見かけますが、これは石灰で酸性を中和する為です。酸性の原因となっているアルミニウムイオンは根を傷め根の伸長を阻害します。アルミニウムイオンの阻害を取り除くと根は伸長し土壌に広がって養水分の吸収が円滑に行われ生長を促進させます。

 日本の土壌は大きく分けると東日本では黒ボク土、西日本では赤黄色土で、いずれもリン酸不足の為土壌改良が必要です。この為作物の生育を良くする為に石灰肥料やリン酸肥料が多く使われてきました。また、反収を上げる為に窒素肥料を過剰に施し、土壌中で窒素成分が酸化して硝酸イオン濃度を上昇させました。堆肥にしろ化成肥料にしろ投入量を計算して行わなければ持続可能な農業が出来なくなります。

 

必須元素

 植物が必要とする元素は16種類ですが、必須元素が不足すると作物の生長に影響を与えます。必須元素以外でも作物の種類によっては欠くことの出来ない元素もあります。ケイ素は稲にとっては必要な元素の一つです。元素の種類によっても作物の必要量は変わります。

 16種類の必須元素のうち多量元素となるのは水素、炭素、酸素、窒素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、イオウの9つです。一方微量元素モリブデン、銅、亜鉛、マンガン、鉄、ホウ素、塩素の7つです。これら16種類の元素のうち水素、酸素、炭素は炭水化物などの有機化合物を合成する主要成分となります。

 

酸素・炭素・水素

 植物の体の95%は酸素・炭素・水素で構成されています。イネ科の場合では酸素45%、炭素44%、水素6%、窒素2%、カリウム1%、リン酸・カルシウム・マグネシウム0.2%と、残りは微量元素で構成されています。酸素、炭素、水素は空気中の二酸化炭素を葉から吸収して、水を根から吸収し、残りの元素5%は自然の土壌と肥料から吸収しています。そして植物はこれらを利用して光合成によりデンプン(炭水化物)を合成して生長しています。

平成22年05月10日 




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