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食糧戦略供。裡30

 

 

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食糧戦略供。裡30 2009,10〜
第二章 流通戦略を考える


各流通段階における戦略
・卸売業者



卸と仲卸

 卸と仲卸の違いを考えた場合、卸は産地側、仲卸は量販店側というふうに思われがちですが、卸と仲卸は対立するものでもなく一つの流通を作るための仕組みの一つでしかありません。卸は産地の仕入チャンネルを多く持ち、仲卸は販売チャンネルと多く持っています。そうするとこの組み合わせを上手くすることが出来れば多チャンネルの販売が行えるようなります。この機能価値を考えると卸と仲卸間で合併や吸収が増えてくるものと思われます。しかし、それぞれの機能が活かされなければ合併しても意味がないものとなります。卸の機能と仲卸の機能を区分して使う仕組みが必要となります。流通での卸の役割は「供給」で、仲卸の役割は「調達」です。同じように捉えられがちですがまったく違うものです。卸の供給は産地からの商品を受け入れ広く供給します。これに対して仲卸の調達は、顧客の要望に応えるものです。仲卸が販売チャンネルを多く持っているのも供給力が強いのではなく、商品の調達力があるからです。供給では産地からの流通、調達では消費者への流通です。このように卸と仲卸の役割はまったく異なっており、その仕組みが一つになることで供給から調達まで行えるようなります。消費ニーズに応えるためには供給と調達の結びつけが必要です。今後の卸売市場では卸と仲卸が一体となって量販店との会合を増やすことが大切ではないでしょうか。

 

卸金融

 卸の役割に清算業務があります。卸は出荷団体等に1週間以内で支払いを行います。その為仲卸の支払いも1週間で卸に支払います。仲卸業者は仲卸組合に対して買掛金を支払います。仲卸組合は卸に買掛金を支払います。卸と仲卸の清算業務では仲卸組合が中間に存在し、仲卸組合が仲卸の保証をしています。仲卸が外部買付を行う理由に資金面がからんでいます。一般的な取引で一週間以内に代金を支払うことは、そんなに発生しません。また、仲卸組合によっては仲卸が3日で支払う所もあります。これでは資金が回りません。そこで値段等が同じなら外部で購入して支払いサイトを延ばします。支払いサイトを延ばすことで、同じ資金で仕入がより多く出来るようになります。つまり、儲けが増えることになります。これがもし卸の支払いが延ばせるようになるならば、仲卸はもっと活発に活動することが出来るようになり、その市場での買いも増やせるようになります。仲卸は支払いが早いからといて入金が早いわけではありません。卸市場取引では卸の支払いを優先するので、他の支払いは後になります。卸と仲卸の取引を活発にするには資金の配慮が必要となります。しかし、このことは農林水産省の市場法との絡みがあります。方法論から考えると支店等を通した取引が考えられます。卸と仲卸との間で連携強化を図るならば、このような資金についての検討も必要です。また、金融機関との交渉においては単独で行うのではなく卸売市場としての方針の打ち出しと計画書を作成し、連合体として行動することで交渉を有利に進めることが出来ます。


平成21年12月12日







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