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消費低迷の謎

          目次を作りました。順番に見てね
 





消費の低迷を考える

 消費の低迷はなぜ起こってきているのだろうか。日本の経済はデフレスパイラルに陥っています。売れないから安く売る。安く売るから薄利になる。薄利になるから多売になる。薄利多売となると賃金が低下する。そうすると尚更安いものを求めるようになる。そうすると更なる価格の下落を招く。また賃金が下がる。下げるものがなくなると倒産する。デフレスパイラルは恐怖の景気後退です。

日本経済の成長とともに海外から安い輸入物が入ってくるようになりました。そうなると日本の高いものが売れなくなってきます。どうしても購買心理で同じような機能なら安いものを買おうとします。そうすると尚更輸入が多くなり国内全体で供給過多になり商品が飽和状態となります。このようにして日本国内に商品が溢れるようになると人件費の削減から生産拠点を海外に移すという空洞化が起き始めました。空洞化により技術力も海外流出するようになり、国内の競争力が低下することになりました。国内の競争力が低下すると海外からより良い商品が低価格で入ってきます。このようなことの繰り返しで商品価値が薄れ、値引き合戦となり物価下落がさらに強力なデフレを呼び込みます。


・そもそも値段はどのように決められていたのでしょうか。


製造元 卸売 物流 小売  


 値段は各流通段階においてコストと利益が加算されていき最終的に量販店で販売価格が決定されていました。現在のように経済がグローバル化し飽和状態になる前までは、値段の決定権は製造元にありました。製造元がいくらで売ってくれとある程度の目安の値段を設定して販売していました。インフレ下では、物価上昇で商品が少なく供給が間に合わない為、値段の決定権はメーカー側にあります。しかしデフレではその逆になります。物が溢れているのですから、消費者は低価格でいいものを購入しようとします。そうするとあるメーカー売上が落ち利益が減少してくるので、消費者の希望する値段(購入単価)で製品を販売しようとします。そのため値段の決定権が消費者に移ります。


デフレ時の値段の決定は

消費者(購入希望価格)→ 小売 → 物流 → 製造元
となります。


価格の決定



 インフレ時はメーカー側が販売価格を設定し(メーカー小売希望価格)、デフレ時は小売(消費動向)が販売価格を決定するように思えます。また、デフレが進みコスト削減が出来なくなると、販売協力費としてメーカー等は売上代金から天引きされて入金となります。こうなってくるともう倒産しかありません。このデフレスパイラルは皆で会社を潰そうとする行為以外の何者でもありません。それでも私たち消費者は安いものを求めます。


ここでデフレの恐怖を考えると

     低価格は雇用の削減で成り立っている

     低価格は輸入を促進して、国内産業を廃業に追い込む

     低価格の象徴としてPB商品が主流となっている

     PBを扱うと稼働率が上がり、それしか出来なくなる。

     その結果、これ以上のコストダウンを迫られ倒産する

     利益を商品力ではなく販売促進費という名目で補うようになる

     安売りは賃金の低下を招き、安物買いを促進させ、デフレスパイラルとなる

     空洞化が進み技術の流出が起こる

     コストダウンにより利益がなくなり新しい商品開発が出来なくなる

     人員削減により新商品の開発が出来なくなる

     総じて技術力がなくなる

     勝ち組は輸入組みや低価格組みとなり、いっそうの低価格競争となる

     勝ち組と負け組みとに分かれる

     圧倒的に負け組みが多く国内消費が尚更低迷する

     低所得者層の増加によりデフレから脱却できなくなる

     各社社会が広がり、凶悪犯罪が増えるようになる

     消費者物価指数と失業率は反比例している

     GDPが低下し経済立国から衰退国へと転落する

     よって世界への影響力がなくなり、従事国となる

     価値の販売ではなく値段の販売となる

     よって商品価値が下落し、粗悪品が増えてくるようになる

     低価格競争では稼働率が低下しているメーカーを狙いうちにして、稼働率を上げられるPB商品の話を巧みに持ちかけ、PB商品を生産させる。その結果一時的に業績は回復するものの、次のコストダウンが待っている。

     経理等の非生産部門は海外依頼となり、損益重視(売上重視)の経営となり、財務が疎かになる。

     人件費の削減の為人不足が生じて過労働となり病気となる。一人当たりの仕事量が増える一方失業率は上がる。

     などなど考えられます。

     デフレの価格設定は売れる値段から設定され、メーカーは納品単価を指定される。

     デフレ終焉時には競争力はなくなり地盤沈下する。

ではデフレの良いところはどうでしょうか?・・・・思いつきません。

平成21年12月5日







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