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食料戦略供。裡12

  
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食糧戦略供。裡12 2009,10〜
第二章 流通戦略を考える

○流通について考える


地産地消

 産地と商品そして消費者を季節的に結び付けているのが直売所などのような販売店です。固定化という意味では、典型的なモデルといえます。地産地消といえば地場生産地場消費ですが、地場だからこそ新鮮で安全なものを供給することができます。地産地消だからといって直売所でC品クラスばかりを安く販売しても、長く消費者の支持を得ることはできません。新鮮で安全で、適切な値段で買えることが大切です。しかし、野菜には端境期がありますので、その間の品揃えを工夫することも大切です。


機能性

 産地の固定化では、機能性も重要な要素の一つです。その土地固有の美味しさや機能性は、その土地がらによります。その土地や風土にあった作り方によって、美味しさや機能性が発揮されます。化成肥料のみに頼った栽培ではその土地の風土は生かされません。簡単に話すと特産品というものです。昔からある特産品はその土地に馴染んだものです。その土地の力を最大に引き出せるものが特産品です。特産品が支持されるのは味や機能性に富んでいるからです。産地の固定化には目に見えない部分の提供も含まれています。また、地場においては、日頃から食べているものが一番美味しく頂けます。

産地を回す

 産地と消費者の関係を固定化する上で大切なことは、商品の切れ間をなくすことです。商品の切れ間とは産地の端境期のことで、この期間は商品の供給が出来ません。そうすると流通に穴が開くことになります。これを補う為に輸入などが行われています。スーパーでの欠品は直接消費者の食に影響を与えるものなので、スーパーでは品揃えを第一としています。野菜は季節的なものなのでどうしても一産地では1年を通して供給することができません。よって産地を3・4ヵ所以上持つことで1年を通した供給が可能となります。このように1年をとして商品を供給する為に産地を順次入れ替えてリレー方式で繋いでいきます。このことを「産地を回す」と言います。産地を回すにしても毎年違う産地ではスポット対応でしかなく、単価だけの販売と言うことになります。単価だけの販売では産地を回すことも固定かも図れません。きちんと産地を回すことで産地と消費者を固定化することが出来ます。このことが安定供給となり、特定の産地なので安全・安心が負荷されることで消費者の支持を勝ち取ることが出来ます。しかし、極端に売上が上がるとか言うことではなく、安定供給は安定収入を齎すことになり、安定した経営を行うことができるようになります。経営で大切なことは確実性を高くすることです。また、安定供給には生産者側の収入も安定させます。

産地の結びつけと固定化(商品ピーマン)



 産地を回すには契約による結び付けを行う必要があり、その契約の内容は双方の利益の確保と安定化が目的とされます。安定供給の裏側には生産者や消費者、量販店など流通に関わる全ての人の利益を安定化させるという意味合いがあります。産地と消費者の固定が意味するものは安定供給であり、双方の利益であります。相場に支配された流通から「結びつけの流通へ」と変る時期にさしかかっています。
 


平成21年11月6日








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