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食料戦略供。裡8

 
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食糧戦略供。裡8 2009,10〜
社会情勢で見る農業 


生産者

 青果の市場流通の基本は競りによるものです。競りでは製造原価に関係なく需要と供給の関係で単価が決まります。そうすると単価が低いときには原価割れすることも出てきます。また、青果物は天候に左右されるので生育にいい条件が揃うと豊作になり畑で生産した作物を廃棄しなければならないことになります。逆に凶作では単価が上がるものの反収が少ないので売上が増えません。どちらにしろ生産者の手取りは少ないことになります。そして、たとえ天候に左右されることなく出荷できたとしても、今度は農協の選果手数料等により天引きされて入金されます。更に、大型機械や肥料等も農協で購入する為にこれらも天引きされます。そうなると農家の手取りは厳しいものとなります。最近では品質の向上を図るためにハイテクな選果機も導入されるようになりその金額は億近いものもあります。またその機械のメンテ費用は年間で何千万もかかったりします。質を高めると言うことと選果を厳しくするということは果たして同じなのでしょうか?コストを掛けずに手取り増やす方法を模索しなければなりません。現在の流通のありかたを考えるとパーツごとに考えるのではなく、流通全体での一貫性の流れの中で考えなければなりません。つまり流通全体の戦略として考えなければなりません。出荷団体・・卸売市場・・仲卸・・加工業者・・量販店・・消費者・・生産者・・社会の流れといったなかでの全体的な戦略が必要です。

 農家の所得を一人一日あたりで見てみると2007年(平成19年)では5,315円となっており、これを単純に8時間労働で考えると1時間当たりの時給は664円となり低いことが分ります。しかし、農家の実労働時間は8時間以上であり、仕事の内容も肉体的に厳しいものがあります。また、これをその他の製造業の賃金と比較すると天と地ほどの差があり、如何に農業の所得が低いことかが分ります。

農業所得の比較

資料:食料・農業・農村白書データより

 青果物の流通を考えるのならば、生産者の所得を増やさなければ流通全体の再構築を行うことはできません。また、ごく一部の生産者だけの所得が増えたとしても効果はありません。自給率を上げて質の良い生活を望むならば、流通の起点である生産者の待遇について向上を図らなければなりません。


平成21年10月27日







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